クリニックBLOG

2013.06.21更新

スペインのマドリッドで開催された欧州リウマチ学会(EULAR)において、抗リウマチ薬(DMARD)の併用療法が見直される結果が発砲された。とかく生物学的製剤の使用が推進されすぎている日本においては、真摯に受け止めるべき報告と考える。メトトレキサート(MTX)単剤療法の効果が十分でない関節リウマチ(RA)患者に対し、抗リウマチ薬(DMARDs)の3剤併用療法(MTX+サラゾスルファピリジンSASP+ヒドロキシクロロキン)の効果は、MTX+エタネルセプトの2剤併用療法に対し効果が劣らないことが、米国・ネブラスカ大学医療センターのJames R. O'Dell氏らが実施したCSP 551 RACAT試験で示された。ヒドロキシクロロキンh、日本ではDMARDとして承認されていないが米国では広く使用されている。RAの治療はMTXで開始されることが多いが、MTX単剤で疾患活動性が低下する患者は約30%にすぎない。MTXの効果が不十分な場合に使用可能な生物学的製剤やDMARDsはいくつかあるが、RAは現在、糖尿病よりも治療コストの高い疾患となっており、その費用の大部分を生物学的製剤が占めるという。この問題について私は10年にわたって指弾してきたが、製薬メーカのプロモーションにより、適正使用がなされていない。現在日本で承認されている生物学的製剤は7種類あるが、すべて売り上げが伸びているという異常な状況でえある。安易に生物学的製剤を使用する前に、DMARD3剤併用治療を試してみるべきと思う。MTX+SASP+ブシラミン(リマチル)の併用症例がもっとあってもよいのではないかと痛感する。製薬メーカーも、意味のない東京での講演会で経費をたくさん使うのであれば、製剤の薬価を引き下げるべきであり、診療の邪魔にならいかねないMR(営業担当社員)を整理すうrなど経営努力をすべきと考える。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.06.20更新

来る6月27日(木)に、午後7時から公的所用がああるため、誠に申し訳ありませんが、診療終了時間が30分早まり18時30分となります。初診の患者様はあ特にご注意ください。ご迷惑をおかけしてすみませんが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.06.19更新

風疹の大流行については、従前のブログで述べました。風疹の予防接種の呼びかけはなされていたものの、自治体による対応はあ様々でした。免疫のない妊婦が感染すると、赤ちゃんに障害が出る可能性がある風疹の流行を受け、京都市は最近、予防接種の費用の一部を助成すると発表した。風疹ワクチンは入手困難のため、現実には「はしか・風疹混合(MR)ワクチン」を接種することになる。MRワクチンの場合、予防接種の費用は、自費ですと通常1万円程度かかるが、京都市の助成により自己負担は3千5百円で済むようになる。この臨時の公費負担制度は、
(1)事業実施期間は平成25年7月1日より平成26年3月31日までです。
(2)公費負担となる対象者
 19歳以上の京都市民で[1]妊娠を予定・希望している女性[2]妊娠中の女性の配偶者、つまり夫(事実婚関係にある方も含む)
但し、風疹罹患済の方、風疹ワクチンおよびMRワクチンを2回接種した方は対象外です。
(3)接種ワクチン
 上記の理由にて、MRワクチンを接種。
(4)自己負担額
 
 3,500円 但し所得による減免措置なし
(5)接種を受けれる場所
 接種協力医療機関(当院など)
詳細は、市民しんぶんなどでお知らせがあるかと思います。
 この機会に、該当者の方にはあ接種をお勧めします。蛇足ながら、今問題となっている子宮頸がんワクチンとはあ異なり、安全性の高い予防接種です。くれぐれも誤解のないように。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.06.19更新

スペインのマドリッドで開催された欧州リウマチ学会でのスウェーデンからの発表です。人種差もあり、これが日本人にもあてはまるかどうかは、検証が必要です。一般にBMIが高いとメタボのリスクが高いので、減量を勧めることが多いですが、確かに当院での男性RA患者さんはBMI23以下の方ばかりです。スウェーデンの一般住民を対象とした研究で、BMIが高値の男性は通常レベルの男性に比べ、関節リウマチ(RA)の発症リスクが約2割低いという趣旨の発表がありました。ところが、ほぼ8割を占める女性ではあ、BMIとRA発症リスクは有意な因果関係が認めらなかったようです。当院でも、男性RA患者さんにはBMIを注意してみていくつもりです。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.06.18更新

リウマチ性疾患の患者さんは、ステロイドや免疫抑制剤を飲まれている方も多いため、未感染ないし予防接種をしておられない患者さんは十分にご注意ください。日本全国的な風疹の流行に伴い、京都府内でも1月から今月9日までの患者数がすでに昨年1年間のおよそ4・5倍に達している。これは近年にない大流行です。成人の男性での流行がとりわけ目立ち、女性が妊娠初期に感染すると子供に先天性風疹症候群という障害が起きる恐れも高く、京都府内の市町村では、対象を絞って予防接種費用を助成する動きが広がっています。特に若年患者さんで、未感染ないし未予防接種には、予防接種をお勧めします。風疹は、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れる病気で、感染者のせきやくしゃみなどのしぶきなどの飛沫感染で多く感染する。俗に「三日ばしか」ともいわれるが、小児でもまれに髄膜炎など命にかかわる重い合併症が起きることもあります。成人では重症化することが多いです。京都府内の医療機関に報告のあった風疹の患者数は、9日現在165人で、昨年1年間の36人を大幅に上回った。そのうち男性はおよそ4分の3に上り、20-40歳代で100人を超える。今年4月の時点で34-51歳の男性は、当時は自治体の予防接種の対象外だったため、免疫のない人(抗体がない)が多いとみられる。私自身も大学生の時に罹患し、大変辛かった記憶があります。風疹単独のワクチンは生産量が少なく、今後接種する人は、はしか(麻疹)との混合の「MRワクチン」の接種になるケースが多い。料金は7000-1万2000円で、医療機関によって異なります。当院では、9000円と比較的安価でさせて頂いてます。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.06.18更新

今年は空梅雨ですが、6月はリウマチ月間です。すなわち、リウマチ性 疾患の正しい知識を普及し、疾患征圧を推進するための啓発活動を行う月です。この10年でリウマチ性疾患の治療法は、パラダイムシフトをおこして画期的に進歩した。その牽引役となったのは、メソトレキサートの普及と生物学的製剤であろう。今月は、是非リウマチ性疾患の制圧に倍加の尽力をしたいと考えております。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.05.26更新

初診の患者さんから、当クリニックの位置のお問い合わせを受けます。そこで、開院当時と周囲の状況が変化っしましたので、補足させていただきます。
電車でお越しの場合:京福電鉄(嵐電)の太秦広隆寺駅の四条大宮方面行きホームから視認可能です。嵐山行きホームで降車されて、反対側ホーム(うどん屋の店舗があります)から広隆寺と反対側(すなわち南東方向)に見えます。そこで位置を確認してください。うどん屋さんで聞かれても、「分からない」と答えるようです。徒歩ですと、消防署前から三条通を東へ歩いて頂くと、次の信号がある交差点の北西に右京簡易裁判所、北東の角は肉屋の「よしだ」さんです。南西には「美登里(みどり)」さんという食堂があり、南東角は駐車場です。この交差点を右に曲がり、南に下って頂くと「藤原医院」の看板があり、さらに進んでいただくと、京福電鉄との踏切があり、その踏切の南東角が当クリニックです。愛宕山の灯篭があります。当クリニックの向かい側、踏切の南西には「マツモト写真館」があります。こちらは、50年以上の老舗なので、この場所を尋ねてもらったほうが、古くからすまれている方には知名度が高いと思われます。いま一つの経路は、嵐山行きホームで降車されて、京都中央信用金庫太秦支店の手前の路地を左へ入って頂き、道なりに進むと京福電鉄の線路沿いに出ます。こちらが最短距離ですが、クランクに道がなっていたりしてゆきどまりになりはしないかと心配になります。
自家用車でお越しの場合:京都市内中心部からですと、西に向かっていただくことになります。最も簡単なのは、新丸太町通経由です。スーパーマツモト新丸太町店のある交差点(太秦映画村への経路)で左折して南行して頂き、東映太秦映画村を通り越して、次の信号(ミニストップとローソンがある)を直進して南行(なぜか一方通行)して頂き、三条通との交差点の信号を越えて、更に南進してください。三条通との交差点は、右に右京簡易裁判所、左に肉屋「よしだ」さんがあります。三条通より南が道幅が狭くなり、対向がしずらくなります。藤原医院の看板を過ぎるころには、正面に当クリニックが見えます。駐車場は、クリニック側面に場所を記載した地図をご参照頂くと分かりますが、さらに南進して次のT字路を左折してください。T字路の目印は無量寺というお寺です。左折して頂いた左側(すなわち北側)に駐車場があります。赤のコーンがあるところに駐車してください。他の場所は賃貸契約者が使用されております。駐車場化からクリニックまでは、車で来られた道ではなく、京福電鉄の線路が見えますので、北へお進み頂き、線路沿いに歩いてきていただくと便利です。
御池通や三条通から来られる場合は、三条御池の交差点信号から、2つ目の信号の交差点を左折して頂くことになりますが、ここで迷われる方はあ多いです。三条御池の交差点を過ぎると、蚕ノ社の鳥居前に信号があります。ここは京福電鉄の線路との併用道路となっていmす。嵐電蚕の社駅で、三条通商店街の表示があります。寺内整形外科医院、太秦東口のバス停留所(米屋前)、和菓子の「曼為(まんため)」さん、西村酒店さん、ニッポンハムの看板が見える信号を左折してください。広隆寺まで行くと行き過ぎです。広隆寺の手前の交差点を左折してください。
梅津街道を北進されて来られる場合は、広隆寺前の交差点を右折して、次の右京簡易裁判所の交差点をさらに右折してください。
タクシーご利用の場合:クリニック名を言っても、地元の運転手さんしかわからないので、「右京簡易裁判所の交差点を南に下って、嵐電の踏切越えたところ」と言ってください。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.05.23更新

来る6月20日(木)に、午後2時から4時まで公的所要があり、誠に申し訳ありませんが、診療開始時間が30分遅れの16時30分からとなります。初診の患者様は特にご注意ください。ご迷惑をおかけしてすみませんが、宜しくご理解お願い申し上げます。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.05.18更新

昨日放映のNHK医療系バラエテイ番組「ドクターG」では、抗凝固薬ワルファリンがマンゴーとの相互作用で脊髄硬膜外血腫を来したといのいうのが最終診断でした。抗リウマチ剤として第一選択薬として使われる代表的な薬剤であるメトトレキサート(MTX)も多くの薬剤との相互作用があります。特にワルファリンより多くの患者さんが服用されているアスピリンで作用が増強します。また、抗菌剤であるペニシリンやテトラサイクリンでも増強されます。要注意なのは、抗てんかん薬のバルビツール酸誘導体やフェニトインが、てんかん治療以外の目的で投薬されている場合、見落とされやすいです。腎臓や肝臓に負担のかかる薬剤は、注意が必要です。免疫抑制剤の系統では、レフルノミド併用で骨髄抑制が増強されやすく、シクロスポリン併用では肝毒性が増強されやすいです。食物ではワルファリンのようなものはありませんが、アルコール飲用は肝毒性を増強させるリスクを高めますので、控えて頂くのが無難です。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2013.05.17更新

GW連休後に、クリニック患者様用駐車場から、クリニックへのアクセス経路を短縮化いたしました。患者様用の駐車場位置や車での経路は不変ですが、徒歩ないし車椅子でのアクセス経路は、公道に出て頂かなくとも、駐車場北東から京福電鉄の線路沿いの私道を使って頂けるようになりました。これにより、駐車場への車での出入りは従前と変わらないものの、駐車場からクリニックへの移動はより安全にして頂けるようになりました。距離も若干ですが短くなりました。最近、大阪府や京都府南部からの患者様も増加してきていますので、リウマチ・膠原病患者様の利便性を追求してゆきたいと存じます。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

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