坐骨神経痛に対するブロック注射の有効性
2015.10.22更新
Ann Intern Medによれば、坐骨神経痛/脊椎管狭窄症患者への硬膜外ステロイド注射の有効性/有害性を、無作為化プラセボ対照試験38件のシステマティックレビューとメタ解析で検証した。坐骨神経痛患者の疼痛、機能、短期的手術リスクの即時低下とは関連したが、その効果は臨床的意味のある最小変化量閾値を下回り、長期的効果もなかった。脊椎管狭窄患者には明らかな効果はなかった。従って、注射の感染リスクを勘案すれば、硬膜外ブロックは推奨できないことになる。
投稿者: