クリニックBLOG

2016.03.28更新

新専門医制度が本当に機能するのかが懸念されている。そもそも地方の過疎化を国策を持って止められ無い状況で、医師の偏在を新専門医制度のみで是正しようとしているところに根本的問題がある。厚生労働省の社会保障審議会医療部会「専門医養成の在り方に関する専門委員会」の第1回会議が3月25日に開催された。2月18日に開催された医療部会で、地域医療に支障を来す懸念など新専門医制度をめぐり議論が噴出したため、その議論を深めるのが狙い。委員長には、医療部会部会長の永井良三氏(自治医科大学学長)が就任した。しかし前途多難であろう。 厚労省が提示したのは、「専門研修プログラム認定までの調整方針(案)」。予定通り2017年度開始を前提としたスケジュールを踏まえ、医師の地域偏在が今以上に進むことがないよう、地域医療への影響を検証しつつ、専攻医の募集人数の調整などをまずは行う内容だ。日本専門医機構、都道府県、厚労省の三者が取り組むべき課題を実施時期別に整理している。厚労省は、都道府県に対しては、今年1月15日付の通知で、関係者による専門医制度に関する「協議会」の設置を求めており、さらに周知徹底を図るため、近いうちに通知を再度出す予定とのこおtである。
 厚労省や都道府県が調整役を担うことに対しては異論は出なかったが、「協議会」を設置しても果たして機能するのかなど、実効性を疑問視する声が挙がった。あまりにも机上の空論であるからである。
 もっとも、今、議論になっているのは新専門医制度と医師の地域偏在との関連だが、日本専門医機構のガバナンスを問題視する意見やゼロベースでの検討など、根本的な議論を求める声も根強かった。ただ、医療部会では、2017年度開始予定の新専門医制度について、「延期すべき」との意見も出ていたが、「延期ありき」一辺倒の展開にはならなかったが、実際は延期せざるをえないであろう。混乱を招く制度改変は厳に慎むべきであろう。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2016.03.25更新

 長らくリウマチ診療に使用されてきたロキソプロフェンに重大副作用が追加された。新聞報道ですでにご案内どうり、厚生労働省は3月22日、医療用に用いられる鎮痛・抗炎症・解熱剤のロキソプロフェンナトリウム水和物について、添付文書の重大な副作用の項に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追記するよう求める指示を出した。該当商品には錠剤、細粒、内服液を含む。湿布などの外用薬は含まれない。「ロキソニンS」などの商品名で一般販売されているスイッチOTC一般用経口薬についても、添付文書の「相談すること」の項に同様の追記が指示された。
 医薬品医療機器総合機構(PMDA)が伝えた情報によると、ロキソプロフェンナトリウム水和物の服用との関連が疑われる小腸・大腸の狭窄・閉塞症例は直近3年度に6例報告されており、うち5例で因果関係が否定できなかった。死亡例はなかったが、専門委員の意見も踏まえた調査の結果、添付文書の改訂が適切と判断された。
 一般用のロキソプロフェンで直近3年度の国内副作用症例の報告はなかったが、医療用医薬品の添付文書を改訂することから、専門委員の意見も踏まえた調査の結果、同様の改訂が適切と判断された。やはり、ロキソプロフェンは長期連用は避けた方がよさそうである。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2016.03.24更新

高名な画家かつ彫刻家であるミケランジェロは手の関節炎に苦しめられていたが、仕事に打ち込み続けたために、最期まで手を使い続けられたらしい――こんな研究結果が「Journal of the Royal Society of Medicine」オンライン版に2月2日掲載された。ヴィラ・サラリアクリニック(イタリア、ローマ)のDavide Lazzeri氏らの研究成果である。
 Lazzeri氏らは、「ミケランジェロの関節炎は、ノミで彫り、槌を打つといった活動によって進行したと思われる。しかし一方で、その活動により手を使う能力は保たれたとも考えられる」と報告している。その真相は詳らかでない。
 その研究では、ミケランジェロが60~65歳のときに描かれた3枚の肖像画を分析。その結果、3枚すべてにおいて、左手の指関節に関節炎に関連した変形があることが判明した。若い時期の肖像画にはそのような徴候はみられなかったという。
 ミケランジェロが関節の疾患に苦しんでいたことは文献から明らかであり、以前は痛風が原因だとされていたが、今回の分析によって否定されたという。彼の手には炎症の徴候がなく、痛風患者の皮下に形成される小さな尿酸の結晶(結節)を示す証拠もない。結晶性関節炎ではなそそうであった。
 ミケランジェロが書いた手紙から、手の症状は中年期以降に発症したことが伺える。1552年には書字に大きな不快感を生じるようになり、最終的には手紙も書けなくなって署名のみを自筆するようになったが、それでも作品は創り続けた。1564年、彼は89歳の誕生日の3週間前に死亡したが、その6日前まで槌を打っていたということである。
 Lazzeri氏は、「変形性関節炎という診断は、彼の晩年の不器用さを説明する信憑性の高い説の1つであり、最期まで仕事を続けることで彼が疾患に打ち勝ったことを際立たせている」と述べている。使い痛みが吉と出るか凶と出るかは不明な点が多い。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

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