血液中サイトカイン検査によって関節リウマチ(RA)患者に対する薬物療法の試行錯誤が予防できる可能性がある
2014.12.16更新
米国Mayo Clinic の研究によれば、 個々の関節リウマチ(RA)患者が生物学的製剤からベネフィットを得られる可能性の有無や他の薬剤を試すべきであるかを予測するマーカーとして血液中のある分子が有望であることをMayo Clinicによる研究が示している。このタンパク質は血液検査で分析されるもので、薬物療法の試行錯誤を回避し、患者の治療の遅れや不必要な副作用をなくし、費用を節約するのに役立つ可能性がある。この研究はボストンで開催された米国リウマチ学会年次総会(2014 ACR/ARHP Annual Meeting)で発表されたいくつかのMayo Clinic研究の中の1つである。研究者らは関節リウマチ治療薬が投与される前に採取された血液試料を検査した。続いて患者を関節リウマチに用いられる新規薬剤である生物学的製剤の腫瘍壊死因子α阻害薬で治療した。免疫系によって作られるあるタンパク質、すなわちI型インターフェロン(IFN)が、個々の関節リウマチ患者が生物学的製剤に反応するか否かや、他の薬剤を試すべきであるかを示すのに有効なマーカーとなると考えられることが判明した。とりわけIFNγやIL-10測定が有用であるとのことである。
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