リウマチに関するよくある質問
リウマチに関するよくある質問
RAが発病しやすい年齢は何歳ぐらいでしょうか?
RAの症状が発症しやすいのは30歳代~50歳代です。ピークは40歳代の中年ですが10~20歳代や、60歳代以降に発症される方も珍しくありません。
RA発症の原因はどういうものがあるのでしょうか?
いまだ完全に解明はされておりません。ウイルスや遺伝子が関係していたり、外傷や心身的なストレス、出産などがきっかけになることもあります。遺伝因子と環境因子の複合であるというのが一般的です。
RAは女性に多いと聞きますが、男性にも発病するのですか?
割合としては、約4対1で女性に多くRAが発病します。すなわち、全体の2割の方が男性です。
RAになったときに注意することはありますか?
日常生活においては、規則正しい食事と栄養のバランスを考えたものを食べることが大切です。また、タバコはRAの病状を悪化させる因子となるので、RAになったら禁煙することをおすすめします。最も重要なことは内科リウマチ専門医に相談することです。
RAの遺伝はあるのでしょうか?
ほとんどありません。ある調査では、リウマチ因子を持つ親から生まれた子供がRAを発症する可能性は約5%という結果です。遺伝因子の関与はありますが、ほかの疾患に比べて有意に高いということはありません。
健診でリウマチ因子が陽性と診断されるとRAなのでしょうか?
健康な方でもリウマチ因子(RF)陽性ということがなかにはあります。RF陽性だけではRAの特定はできません。症状や経過、CRPや赤沈などの炎症反応、抗CCP抗体、レントゲン検査などを総合的に判断する必要があります。
生物学的製剤とは、どんなものなのでしょうか?
生物学的製剤は従来のDMARDに比べて効く確率は高く、治療効果も高いのですが、高価であり感染症などの副作用の発生率も高くなる為きちんと管理した上で使用することが重要です。また、従来のDMARDでも上手に使用すれば十分効果が得られるので、仮にDMARDなどの薬剤を試されて効果がなかった場合に検討されることをお勧めします。第一選択になる治療法ではありません。