へバーデン結節の治療希望で来院した患者から、前医でパロチン(唾液腺ホルモン製剤)を処方されていたので、当院でもお願いしたい、と言われました。
白内障や角皮症に適応がある薬剤ですが、メーカーに聞いてみると、23年前まではへバーデン結節にも適応があったようです。 しかしエビデンスがないので適応外となったようです。理論的には効果があるとは思えませんが、NSAIDよりは安全化もしれません。
関節リウマチとヘバーデン結節の違いが分からない患者さんも多いので、効果があれば使ってみたいですが、文献検索しても有用であったというものは見当たりません。m3.comで議論になっているようですが、私はあまり肯定的な印象はもっておりません。
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