欧州各国の医療制度で緊縮政策がとられているにもかかわらず、大半の国では、数十億ユーロを削減できると考えられるバイオシミラー(バイオ後続品)の採用が進んでいない。今年のEULAR(欧州リウマチ学会)では、コスト面が問題視された。高価なバイオ医薬品のこうした安価版は、ジェネリック医薬品が従来の医薬品にかかる費用を削減したのと同様に、関節リウマチ(RA)療費を大幅に抑えられる可能性がある。欧州では2006年に最初のバイオシミラーが早々に承認され、最近では、米国に本拠を置くHospiraと韓国のCelltrionが開発した抗体医薬品が9月に承認されており、販売への道を先駆的に開いているが、バイオシミラーの使用は一様ではなくすべての国で好調というわけではない。JCR(日本リウマチ学会)の展示ブースでも、バイオシミラーのブースがあったが、関心度が高いかどうかは微妙であった。しかし、コスト面がおおきなネックになっているバイオ製剤の普及の突破口の一つであるこは間違いないであろう。医療費抑制にも貢献できる可能性がある。
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