クリニックBLOG

2017.02.25更新

従来より、IL-6関連バイオ製剤としてアクテムラが使用されてきたが、昨今新たな抗IL-6抗体製剤が出てきた。
抗TNF製剤に治療抵抗性または不耐容の活動性関節リウマチ(RA)患者において、ヒト型抗インターロイキン(IL)-6モノクローナル抗体製剤sirukumabの50mg/4週投与または100mg/2週投与は、プラセボと比較していずれも忍容性は良好で、RAの症状を有意に改善することが示された。オーストリア・ウィーン大学のDaniel Aletaha氏らが、RAに対するsirukumabの有効性と安全性を評価した第III相試験の1つSIRROUND-T試験の結果を報告した。sirukumabは、2016年9月に欧州および米国で、10月には本邦でも、抗リウマチ薬として製造承認申請が行われている。日本でも臨床現場に出てくる日は近いであろう。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2017.02.17更新

外科手術とギラン・バレー症候群(GBS)の関連を示唆する研究結果が明らかになった。特に癌患者や自己免疫性疾患患者でリスク上昇が大きかった。GBSは神経難病で、ステロイドパルス治療法や免疫グロブリン大量療法などを行うが、血漿交換療法の有効性が高い。米国神経学会(AAN)が11月23日、学会誌Neurology Clinical Practice誌の掲載論文を紹介した。
 研究グループは、メイヨークリニックで過去20年間にGBSの治療を受けた患者208例の医療記録を精査。全例の15%に当たり31例が、手術後8週間以内にGBSを発症した。
 特に癌や自己免疫疾患の患者では、手術後のGBS発症リスクが上昇。手術前6カ月以内に癌と診断されていた患者ではそうでない患者に比べ7倍、手術前に潰瘍性大腸炎や1型糖尿病などの自己免疫性疾患があった患者では、そうでない患者に比べ5倍のリスク上昇が見られた。
 研究グループは「手術後のGBS発症は極めてまれ」としながらも、癌あるいは自己免疫性疾患患者では発症リスクが高まっている可能性があることから詳しい研究が必要とのコメントを出しているが交絡因子が多いので、多変量解析の結果を待ちたい。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2017.02.13更新

関節リウマチ(RA)のアンカードラッグであるメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)について、長年問題となってきたテーマであります。MTX-LPDは、免疫抑制薬であるメトトレキサートの投与中に出現するリンパ増殖性疾患です。日本で報告のある症例の発症年齢中央値は67歳、MTX投与後約5年で発症しています。
MTX-LPDにおけるリンパ腫の発生部位は半数がリンパ節ですが、残り約50%は節外病変として発生しています。組織型はびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)が35-60%と最も多く、次にホジキンリンパ腫が12-25%と多くみられます。
メトトレキサートの投与期間、投与量と発症の因果関係は証明されていませんが、25-60%にEBウイルスの感染が証明されています。メトトレキサートの休薬に伴って、約30%が1カ月以内に症状の寛解を得ますが、約50%は寛解後に再燃するとも言われています。経験的には、早期に増量した症例や、投与量が10mg/週以上の患者さんに多いような印象があります。
MTX-LPDの治療は、診断後まずメトトレキサートを中止し、2週間の経過観察を行います。寛解や症状の軽快があればそのまま経過観察となりますが、不変や増悪、あるいは寛解後の再燃がある場合は、化学療法が選択されます。早期に発見して、診断し、適切な治療が必須であることは自明です。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2017.02.09更新

口内炎や葡萄膜炎などの目の炎症などを繰り返し、失明にいたることもある難病「ベーチェット病」のなりやすさにかかわるDNA配列を、横浜市立大などの国際研究グループが見つけた。治療薬の開発につながる可能性があるという。米専門誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に7日発表された。ベーチェット病はトルコの皮膚科医ベーチェットが発見した疾患である。
 ヒトのDNA配列はほとんど共通しているが、わずかに個人差(SNP)があり、薬の効き方や病気のなりやすさなどにかかわる。ベーチェット病については、これまで複数のSNPが報告されてきたが、他にもあると考えられていた。しかし、これが直ちに治療薬にちょっけつするものではない。
 グループは、日本、トルコ、イランなどのベーチェット病患者3477人と、健康な人3342人のSNP20万個を比べた。その結果、新たに6カ所のDNA配列の領域のSNPが、病気のなりやすさにかかわることがわかった。これを疾患感受性遺伝子と呼ぶ。
 ベーチェット病は、細菌などに感染した後に、免疫反応が過剰に炎症が起こる病気と考えられている。今回見つかったSNPは、病原体が皮膚から体に入るのを防いだり、炎症を起こしたりする遺伝子にかかわるものだった。体が反応する仕組みがわかれば、治療薬の開発につながる端緒となる可能性がある。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2017.02.05更新

持田製薬は、レミケードのバイオ後発品に次いで、関節リウマチ治療薬「エタネルセプト(一般名)」のバイオ後続品(バイオシミラー)「LBEC0101」について厚生労働省に製造販売承認を申請した。ファイザーが製造販売元で武田薬品工業が仕入れ販売している「エンブレル」のバイオシミラー。日本で承認申請が明らかになった同剤のバイオシミラーは、持田製薬の製剤が初めて。30日に発表した2017年3月期第3四半期決算で報告した。

 同社によると、昨年10~12月期にLBEC0101をバイオシミラーとして承認申請した。申請した効能・効果は非開示だが、関節リウマチを対象に行った国内臨床試験データをもとに申請した。LBEC0101は、韓LGライフサイエンスから持田製薬が日本での開発・販売権を取得した。エタネルセプトのバイオシミラーは他社も開発しているが、国内で承認申請が明らかになったのは同社が初めて。第一三共も臨床試験が終了し、今年度中に承認申請する予定。

 持田製薬がバイオシミラーを承認申請するのは13年に発売したG-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)製剤「フィルグラスチム(同)」に続き2件目。LGから導入した関節リウマチ治療薬「アダリムマブ」、ハンガリー企業からの骨粗鬆症治療薬「テリパラチド」のバイオシミラーも開発している。これから、コストダウンを目指して、生物学的製剤にも後発品がでることは望ましいが、安全性と有効性が担保されているかが重要なポイントであろう。

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

2017.02.01更新

線維筋痛症候群患者207例を対象に、甲状腺機能検査を実施。69例(37.9%)に自己免疫性甲状腺疾患(AITD)が同定された。抗甲状腺刺激ホルモン受容体抗体(TRAb)の陽性率は20.3%と、既報の対照患者と比べ顕著に高く、抗サイログロブリン抗体(TgAb)と抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)の陽性率はそれぞれ16.5%、13.2%だった。これは一般比率に比して

投稿者: 石田内科リウマチ科クリニック

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台風21号の為に、本日午後の診療は臨時休診とさせていただきます。
2018/06/18
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4/12木曜日の午後診療は、日本内科学会評議委員会出席用務のため臨時休診と なります
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2017/12/05
1月23日(火)は学校保健委員会出席の為、午後診療の開始は17時開始となります。宜しくお願い致します。
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