生物学的製剤療法(bDMARD)の時代の早期関節リウマチ(RA)患者の10年間の追跡における全身性骨量減少
2014.10.09更新
骨粗鬆症は関節リウマチ(RA)に良く知られている関節外症状の一つである。生物学的疾患修飾性抗リウマチ薬(bDMARD)は合成疾患修飾性抗リウマチ薬(sDMARD)に比べてRAにおける全身性骨量減少を含む骨破壊の軽減に優れていることが証明されている。bDMARDが登場した最初の10年間に治療を受けた早期RA患者における股関節および脊椎の骨密度(BMD)の短期的および長期的変化を検討することだった。本検討によって、bDMARDを含む積極的な抗炎症治療がRAにおける骨量減少速度を低下させるエビデンスが追加された。また、本知見は、新世紀の治療を受けるRA患者の骨粗鬆症による負担が軽減することを示している。しかし、bDMARDは高額であり、RA患者さんみんなが受けられる治療でないことも社会問題である。
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